大本命、シキルートです。
これはもう語りだしたら止まらない程の感情が…!
【攻略選択肢】
やっぱりダメだ
振り返らない
遠慮する
何も言わない
一体何者だろう
目を逸らさない
無言でやり過ごす
気のせいだ
…ほっとけよ
遠慮しておく
追いかけない
諦めない(諦める→END1)
欲しいものは何もない(答えられない→END2)
→END3
以下ネタバレ感想。激長文です。
いやー見事に持ってかれました。
こ の シ キ ル ー ト に ニ ト キ ラ の 本 気 を 見 た !
まさか話も大幅改変されてEDまで全面改装とは。驚きました。
PC版ではかなり破綻したストーリー展開だったこのルート。
話の筋道も何やら微妙で、アキラの方向性とかも手放しで納得出来なかったんです。私的に。
シキティは電波だし、アキラが陥落してくのも違和感を覚えて。
(全体的にシキEDは、アキラが精神的に深淵へ堕ちていく様がかなり露骨であり屈折してる)
でも・・・・・・私はこのシキアキが大好きなのでした。
この2人、アキラとシキの関係性。
抗う者、支配欲、純粋な強さ・狂気、興味、感情の緩やかな変化
アキラの反発心だとか今まで無かった人や生への興味関心執着だとか
奥深くに根付いた動物的感情が見えるルートだと思うんですよ。
何より、相反感情だとか見せられるともうダメでして( 大 好 物 )
例えば。
酷い仕打ちを受け、鍵もかけられずに監禁(?)され、逃げられるのに逃げない、
何でシキの帰りを待ってるんだと自分で感情を持て余しつつ模索してる姿がもう・・・!
話はともかく、そういう主人公の姿を見せ付けられるだけでもおなか一杯なのです。
そしてEDそれぞれにシキアキ関係性が複雑に変化してて面白いんですよね、私にとって。
車椅子EDは立場逆転、軍服EDはある意味同じ目線な主従関係。
そしてアキラが淫靡に変貌をとげたあのEDには衝撃を受けたものです。激しく萌えたし…!
・・・と、そんな過去の思い出話はさておき、TB感想。
もうネタバレ配慮の余裕はカケラもありません・・・!
以下、盛大なるネタバレが繰り広げられます(シキルートのみ)
まず1つ目監禁ED。一応BAD扱いですね。曲が(汗)
あれ?淫靡たんはどこへやら( 当 然 で す )
痛みが甘さに変わるとかその辺の描写はまんまでしたが、
ピアスは所有の証としてやっぱり欲しかったなぁ、とか思いました。
こういう表現も小難しいのだな、おそるべしCERO。
つってもまぁ「お前の主は・・・この俺だ」は健在でしたがね!
体の自由を奪われ、逆らう気力を失い、あらぬ方向へそして暗転・・・
という流れがかなり繰り返されたため、これは脳内補完するしかないかと(苦笑)
直接描写が無いと、それなりにエロいっちゃーエロいが(PC版コンプ者限定)
しかし未だによくよく見ると、
何故かやっぱり吹いてしまうシャワーノズル持ったシキティー(笑)
ダメだこの革装束で風呂場とか違和感もあいまって一層可笑しく・・・!
拷問の仕方がおかしいからバカリスマとか言われてしまうんだよ全く・・・!
んで、乾いた水シーン。
公式小説版の空気が好きだっただけに、
いざ目の前でゲーム画面として見ると若干微妙な感じがしました。
シキが口付けようとして戸惑うシーンの表現が間接的なため曖昧になっちゃってて。
普通にテキスト読んでて「?」ってなったのは私だけでしょうか。
口付けとかキスとか接吻とか、そういった単語が皆無だもんなぁ。
それと我が目を疑った ケイスケvsシキ スチル。
えっえっななな何故?!あまりの唐突展開に空いた口から何かが抜けていった。
ちょっ、力の入れ所おかしくね?笑。
その後のアキラが自力でタグ集めて王に挑む過程が、
いかにも咎狗ワールド全開って感じでした。これはいい改変。
全体を通して陳腐なモノとしか見れなかった茶番劇イグラが、
かつて交わした、今はもう居ない幼馴染との約束を果すためというスパイスと共に
「王に勝ち、生きてトシマを出る」というアキラの目的意識と絡み合ったあたりは
「・・・え、ちょっと強引じゃ」と思いつつも、アリではあるなと。
こういう、ナヨって無い格好いい主人公だからアキラが好きなんだ、私。
やはりケイスケはどのルートでも凄惨な結末になるため
(むしろケイスケルートでしか彼は助からない)
アキラの行動や考え方に色濃く影響を与えていきますね。
なんたってこの決意には胸がぎゅっとした。
そして2つ目のトシマ脱出ED。
PC版での、濡れ場の後の日本刀の手入れしながらのベッドトークが
日興連への抜け道を歩きながらの会話へと改変されてましたね。
シキが放ったあの「お前はお前でしかない」って言葉。
他ルートで「ケイスケはケイスケだろ」「リンはリンだ」と
アキラが彼らに言っていた台詞が今度は逆の形で与えられるという展開に、改めて胸がちくり。
この後の抜け殻になってしまう彼を知っているPC版プレイヤーにとっては、特に。
アキラの方向性を決定付ける、重みを持ったやりとりですよね。
ただ、いきなり車椅子へと飛んだPC版EDに比べて、
このTBでは、アキラとシキの心の距離が何だか遠いんですよね。
・・・だからこそ切ない。
シキの精神が遠くへ旅立つまでの過程を、
アキラが俯瞰的にぼんやり見ているかのような・・・
PC版の時は、戦いや命のやりとりの中での歪んだ絆を強く感じただけに、
TBでのシキのあの光の消えていく寂しそうな横顔と、
アキラの無力感と自分の存在意義に対する不安を見せ付けられて、
切 な さ 乱 れ う ち 。
素晴らしいタイミングで流れ始める渡邊カズヒロ氏の「Are One」が最高にキました・・・!
そして最後に…もう私の中でのシキアキはこれでいい。
殺 し 合 い E D
TBシキルートで一番、私の心を揺さぶったのがコレでした。
うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
これはああああああああああ!!!!!!!!!!!
何だろうこの胸の中の 高 揚 感 。
まるで兄ブランドかと見まごうばかりの熱い流れじゃないかと!!
…きたよきたきたこれだよこれ!!!!!
私が咎狗の世界観で求めてたのはこういうのだったんだ。
「追って来い」この台詞がこんなにも心に響くとは夢にも思わなかった。
絶対的な力を見せ付けられ、自力でタグを集めて王である彼に挑むも、
与えられたのは望まぬ形でのイルレの座、完全なる敗北感、屈辱。
その研ぎ澄まされた強さに打ち勝つ為に、シキを追い続けるアキラ。
いつしか月日は流れ、闇の世界へと身を染める彼の前に現れる、シキ・・・
新スチルの喉元に日本刀を構えるアキラ、これにはもう・・・!
トシマでの逆転スチルとの対比がたまりません。すげーよこの演出!!
いつの日かシキを倒す事だけを悲願としていたあまり、
格好や戦闘スタイルまでも彼と同調しているアキラには仰天しましたけども。
(あれっ確かこの革服、PC版のどっかの特典テレカの絵柄で見たような・苦笑)
日本刀を交え、戦いの悦びに歪む2人の笑顔がたまらなく痺れる。
・・・ あ あ も う G J す ぎ !!
主従的関係が色濃いPC版に比べて、
こういう殺伐とした熱い展開はかなり新鮮であり、ツボでした。
しかもこれがカリキュラの「FRUSTRATE」に乗って展開されるってんだから、もう神としか。
TB最高だよ。ニトキラ最高。
PC版とはまた別の展開、可能性を十分見せ付けてくれた。
よしあと3ルート、頑張る。
ああ、もうすぐ夜が明けそうだなぁ・・・(廃人寸前)
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